自毛植毛で起きてしまう副作用「ショックロス」とは

自毛植毛で起きてしまう副作用「ショックロス」とは

生着すれば以降は普通の髪と同じように生えてくるのが魅力の自毛植毛ですが、副作用のひとつとして「ショックロス」というものがあります。気にされている方も多いと思いますので、今回は「ショックロス」の症状や原因について紹介していきます。

自毛植毛を行ったあとに知ると不安を抱かれる方もいらっしゃいますので、事前に正しい知識を覚えておくことをおすすめします。

髪の毛が抜けてしまう「ショックロス」とは

ショックロスの症状は、簡単に説明すると「植毛した毛の周囲に元々生えていた毛が抜けてしまう」というものです。手術から1~2ヶ月後に起きることが多く、自毛植毛を受けた方の20%ほどに症状が現れます。 ショックロスの発生が不確かなのと同様に、程度も個人差があります。自毛植毛を終えてから増えるはずのヘアボリュームが減ってしまったような気がするという方も、ショックロスの症状が現れている可能性があります。 ちなみに影響を受けやすいのは弱っている髪の毛で、太く元気だった髪は影響を受けにくいという特徴があります。

ショックロスの予防法は?

ショックロスの正確な原因はわかっていませんが、ショックロスは植毛を行う際に出来る小さな傷跡や、植毛による血流の変化が原因と言われています。 また、期間を置かずに複数の自毛植毛を行うことでショックロスが起こりやすいと言われているため、複数回を予定している方は少なくとも半年程度の期間を開けて植毛を行うことを勧めます。

なお、一度目の自毛植毛の際にはショックロスが起きなかったものの、二度目の自毛植毛でショックロスが起きるということもあります。またその逆もあるため、最初から複数回の植毛を予定しておくこともショックロスの予防法と言えるでしょう。

ショックロスではない「植毛の脱落」の見分け方

植毛後に抜け毛が増えることで不安に思われる大きな原因は「植毛の脱落」にあるのではないでしょうか。「移植した髪の毛が抜けてしまった」という事象には二つのパターンが考えられます。

一つは植毛した髪の毛が生着せず、抜け落ちてしまったパターンです。生着率95%以上を誇る当院でも、5%弱の脱落の可能性はあります。

そしてもう一つが「一時的脱落」と言われる現象です。移植後1ヶ月〜3ヶ月ほどの間に、通常抜け毛と同じように出血なく自然と抜けるパターンです。こちらは移植した毛髪が生着し、移植したショックで強制的にヘアサイクルにおける退行期に入ることで起こります。脱毛すると同時に新たに髪を生やす準備もされており、その後は正常なヘアサイクルが再開されますので心配はいりません。

植毛後24時間程度で抜けてしまったものに関しては非生着による脱落であると思われますが、数日経過し毛髪だけが抜ける場合は「一時的脱落」の可能性が高いのでご安心ください。