Our Stories

私たちだからこそできる学術的なアプローチで、社会に貢献する

  • CREATE: 2019/08/23
  • UPDATE: 2019/12/25

学会への参加に、論文発表。 その意義とは?

国内外の植毛技術の進化を、常に視野に置く

学会にも参加されるそうですが、どんな学会なのですか

葛西)国内で植毛に関する発表を見るなら、日本臨床毛髪学会、形成外科学会や皮膚科学会などになります。海外では、国際毛髪外科学会という植毛や増毛を専門とする学会があります。

葛西)当クリニックでは、看護師も施術の一部に関わるので、医師も看護師も複数名で学会に参加しています。最近では、髪を長いまま移植する植毛方法が発表されて、話題を集めました。植毛で植えた髪は一度脱落するのですが、それでも施術直後に結果がわかるという安心感、満足感は患者様に非常にメリットがあります。より患者様目線で画期的なことを考えている人がいるなと思いました。

 

植毛にできることを世界に発表する活動

アイランドタワークリニックのi-direct法も学会発表しているのですか

葛西)当クリニックで採用しているi-direct法は、直径0.8mmパンチで株を採取して0.6mmパンチで開けた毛穴に機械でインプラントを行う植毛方法です。世界的には皮膚に小さな切れ込みをいれ植毛する方法が主流ですが、パンチで開けた穴に機械で移植するクリニックは少ないです。
より移植株に負担が少なく愛護的であり、美しい仕上がりを目指して生み出した技術であり、これは世界的にみても価値のある方法です。ハリウッドで行われた国際毛髪外科学会において我々の手術方法および良好な結果を発表してまいりました。今後も国内だけでなく世界に向けて発信していきたいと思っています。

 

 

発信する手段としては、学会発表になるのですか?

葛西)学会で発表する方法と、論文で発表する方法と、二つの方法があります。学会発表は、開催の半年ほど前に募集があるので、要約を提出して承認されれば発表することができます。論文は、専門誌に提出して承認されれば掲載されます。
論文は研究論文だったり症例報告だったり色々です。その知見が医療の質を高めていくことに貢献しますし、その治療方法が正しいかどうかという検証がなされますから患者様の利益にもつながります。

 

 

葛西)最近、私の論文がイギリスの形成外科系の雑誌『JPRAS OPEN』に掲載されました。皮膚がんで頭部の皮膚を切除して、皮膚欠損部に太ももの皮膚を移植した方の症例報告です。太ももの皮膚のためほとんど毛髪は認められません。その患者様は、側頭部にできた拳大ほどの無毛部分に部分ウィッグを貼り付けていました。その部分を手術で治そうとする際、無毛部分の皮膚を切除して縫い縮める手術が必要です。ただし、無毛部の範囲が大きい時はエキスパンダーという風船のような器具を皮膚の下に入れて皮膚を伸ばす必要があります。それを少しずつ何ヶ月もかけて膨らませていき、ゆっくり皮膚を伸ばしてから切除するのが従来の方法でした。
しかし、エキスパンダーを入れると頭に大きなこぶができた状態になるため日常生活を送るのは大変です。また、手術は全身麻酔で入院しなければなりません。一方、移植した皮膚に植毛して生着するなら、そういった負担を軽くすることができます。ただし移植した皮膚への植毛は生着率が低くなる可能性があるため、まず100株の移植を試験的に行いました。すると、100株すべて生着したのです。しっかり生着することが確認できたため、続いて1300株を移植しました。無毛となっていた箇所にも綺麗に髪が生え揃い、ウィッグから離脱でき患者様に非常に喜んでいただけました。
これまでは数ヶ月かかった治療を、日帰り手術で終えるというのは植毛にしかできません。この結果は患者様に承諾を得て、日本皮膚科学会でも発表しました。我々の植毛技術がよい結果をもたらすことを広く認知してもらえば、同じように救える患者様が増えると思います。

植毛業界は検証段階へ。より専門性を高めて貢献していく

今後、植毛業界はどうなっていきますか?

葛西)世界的にも植毛手術方法は確立されています。一方、施設によって手術方法が異なることもあります。国際毛髪学会でもその傾向なのですが、これからはいくつかある手術方法の検証段階に入っていきます。例えば、皮膚に円形のホールを作成した箇所へのインプラントと、皮膚に切り込みを入れて作成したスリットへのインプラントは、どちらが生着率が高いのか、などです。現時点では、比較検証が足りていません。そういった様々な検証を重ね精度の高い技術を患者様に提供していくのが我々の使命であると考えています。2万5,000件の施術をしてきた私たちだからこそ出せる結果があると思います。

今後は質のよい治療の提供と共に、そのような検証を行うというかたちで社会貢献していき、悩まれている患者様の一助になれば幸いと考えております。

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