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15倍速のスーパーチームはこうして作られた

  • CREATE: 2019/12/17
  • UPDATE: 2020/01/20

10年前と比べて15倍のスピードアップ。一体何が起きたのか?

i-direct法の夜明け。当時は植毛数が少なかった

小坂井さんの入職当初は、i-direct法が取り入れられた時期ですね

小坂井)当時は他のクリニックさんと同様に「ストリップ法」で植毛を行っていました。多くのクリニックではこれが現在も主流なのですが、当クリニックでは2010年頃からほとんどがi-direct法へと移行しています。私が入職したのは10年前なので、ちょうどその過渡期を体験しています。

ストリップ法は、皮膚をメスで切開して組織を取り出す方法です。患者様とお約束したグラフト数を確実に株分けしなくてはならないので、必要な範囲の組織を取り出す医師の巧みな技術と経験が必要となります。取り出した組織は看護師が細かく切って株分けしていきますが、この時にグラフトを傷付けてはいけないため、こちらも繊細な技術が必要です。ストリップ法は確立された術式ですので、一定の結果を得ることができていましたが、皮膚を切開して組織を取り出すので、痛みや傷跡など、患者様の負担も大きいというデメリットがありました。
そこで開発されたのがi-direct法です。ストリップ法と比べてi-direct法は、看護師が求められる技術はさらに難しくなりましたが、パンチのサイズが0.8mmと極小で患者様の負担は最小限に軽減されました。患者様の看護をしていても、その差は歴然です。翌日に包帯をとりにご来院いただくのですが、その時に痛みを訴える方はほとんどいません。それだけでも、i-direct法のメリットはあると思います。

i-direct法が主流になり、素晴らしい技術を提供できているという実感がありましたか

小坂井)はい。現在、本当にいいものをご提供できているなと思います。ただ、最初から現在と同じように植毛できたわけではありません。施術方法も仕上がりも同じですが、当時は一日に植毛できる株の数がとても少なかったんです。
i-direct法をやり始めた初期は、半日かけてもやっと100株か200株が限界でした。同じ部位に施術をするには、植毛が完成した一年後が理想です。そうすると、施術を繰り返して密度をアップさせたり範囲を広げるためには長いスパンが必要になります。
どうしたら植毛数を増やすことができるのか。スピードアップは大きな課題でした。

どこにも負けないチームはこうして作られた

現在は、i-direct法で一日に植毛できる数はどれくらいですか

小坂井)現在は、各院が平均して3,000グラフトを移植できます。4,000グラフトも可能なスピードと技術になってきました。一度の施術で広範囲や高密度を実現できるので、患者様のご負担も軽くなったのではないかと思います。
パンチの種類が症例によって選べるように増えたなどの変化はありますが、基本的には同じ道具、同じ機械を使っています。黎明期のスタッフだって全力で取り組んでいたのですから、15倍以上の速度は飛躍的な向上だと思います。何が起きたの?と不思議に思われるかもしれませんね。

そこまで進化するものですか?どんな秘密があるのでしょうか

小坂井)当然、医師の技術向上は大きな要因です。多くの症例を重ねることで精度があがり、スピードも早くなりました。しかし、i-direct法は医師ひとりで行うものではありません。サポートする看護師の技術も重要です。そのため、教育体制をよりしっかり構築しました。マニュアルを作ることでコーチングやティーチングの仕方も変わったなと感じます。
マニュアルは、新しく入職した看護師だけではなく教育する側にとっても重要なんです。自分ができることと、人に教えるのは別の才能って言いますよね。まったくそうなんです。
特に、勘が鋭くてセンスのいい「デキる人」というのは、感覚でそれをやっているから、人に「どうやっているんですか?」と質問されても答えられない。教えるのが苦手だったりします。すべての行動には意味があるので、それをスタッフ全員で言語化しました。ピンセットの進入角度、ガーゼの並べ方などの動線もその意味を説明できるように。

もう一つは、そもそもスタッフに求められる技術が高く設定されているというのも大きいのではないでしょうか。看護師たちは、昨日よりも今日、もっと上手にという気持ちを胸に頑張っています。全員が常に技術を高める努力をしているので、現在の施術方法が実現できているのです。

 

高水準を実現して、さらに高みを目指す

教育の成果が大きいのですね

小坂井)不足のあるマニュアルだと何度も自分で書き込みをして完成させていくという工程が必要になります。その時間が省略されるので、習熟が早くなったと思います。教育者も、基本的な技術以外の教育にも力を入れることができるようになりました。
例えば、患者様への言葉遣いや態度などのホスピタリティ、より安全や快適への配慮、より具体的な症例別の対応力、植毛のその先の仕上がりへのこだわりなどです。

植毛の技術が全体的に進歩した今は、より綺麗に、より早く、いかに患者様の負担を軽くするか、を追求していきたいですね。

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