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薬剤師がいることの意味。アイランドタワー植毛手術の最先端。

  • CREATE: 2018/12/06
  • UPDATE: 2019/04/25

調剤しない薬剤師。ここで一体何をしている?

薬品を扱うプロとして

薬剤師がクリニックに常駐しているのは普通のことですか?

河本)薬剤師って、薬局で働く人というイメージですよね。お医者さんの書いた処方箋を元に調剤する、というような。美容系のクリニックで認定薬剤師という専任ポジションを置いているところは、少ないんじゃないでしょうか。

大津)美容皮膚科だと使う薬が少なかったり効果の強いものが少ないので、あまり必要ないかもしれません。外科手術をする美容外科だと、全身麻酔することもありますし、必要な仕事だとは思います。

河本)でも実際に、薬剤師がいないクリニックは多いですし、その場合は医師の判断と責任で薬品を扱うことになります。
もちろん、ドクターは薬も含めて医療全般の知識を持っています。でも、アイランドタワークリニックでは医師は植毛の施術や患者様への対応を最優先に行ってもらいたいと考えています。ですので、気になることがあれば製薬メーカーに随時確認をとるなどは、私が行うようにしています。

 

手術に使用する薬剤の、安全性を担保する存在

具体的には、どんなお仕事をしているのですか?

河本)まずは患者様が飲んでいるお薬と、手術で使用する薬剤の組み合わせに問題が生じないかどうかを確認するのが主な仕事です。
例えば糖尿病の内服薬を服用中の方が手術をすることになると、医師から確認してほしいと連絡が入る場合があります。そこで薬の相互作用や配合変化を調べ、回答します。

大津)手術中に使う薬剤というのは、点滴に途中追加する麻酔、感染症を防ぐ抗生物質などです。

河本)製薬メーカーは、薬剤の使用方法に細かい規定を設けているので、薬によっては「この疾患の患者には、手術前後にこの薬剤は投与しない」といった決まりがあるんです。
アイランドタワークリニックは、新宿院、大阪院、名古屋院、福岡院があるので、私は四院すべてからの問い合わせに回答する役割を担っています。

薬の相性が悪いと、どんなリスクが生じるのでしょうか

河本)例えば、ある抗生物質とある鎮痛剤を併用すると痙攣する恐れがあります。飲み合わせによっては薬剤の作用が強く出てしまうものもあるんですよね。

大津)当院の植毛はメスを使わないので侵襲(体を傷つけること)が少ないですが、1mm以下のパンチと言っても肌に刃物が入ることには変わりありません。施術の出血はそれほど多くはないとは言え、万全の体制を整えているということなんです。

河本)点滴に入れる薬剤同士で化学反応を起こしうるものもありますね。絶対に混ぜてはいけないというものではなく、「混ぜる条件」に注意すれば問題ない場合は、どんな状態の時に化学変化が起こりやすいかを報告します。
急激に混ぜずゆっくり入れるなど、看護師さんの手技で対応してもらえることもあるんですよ。

施術に使う手袋がアレルギーの原因になることも

薬品のプロが必要な理由がわかりました。扱うのは薬品だけですか?

河本)ドクターや看護師が使う医療資材も、私が管理しています。ガーゼ、ガウン、手袋、注射器のシリンジや針、消耗品などすべてです。
医療資材って、けっこう廃盤になることも多いんですよ。例えば、パウダーのついた医療用手袋は現在製造されていません。
手袋の滑りをよくするために使われているコーンスターチに、アレルギーを誘発するリスクがあることがわかったからなんです。

大津)2016年に厚生労働省は、パウダーフリーの医療用手袋への転換を促す告知を出しています。でも、そういう情報は厚生労働省のウェブサイトに掲載はされていますが、日本全国の医療機関に一斉通達のようなサービスはないんです。

河本)卸業者さんやメーカー、医療関係の協会など、複数箇所から情報が入るようにはなっていますが、基本的には自分で情報を拾わないと。
在庫が切れるまで、知らずにその手袋を使い続けている……ということが起こりえるわけです。

 

見えない場所で、支えている

医師や看護師の後方支援というポジションなんですね

河本)薬品も、新たな危険性が発見されて注意項目が追加されることがあります。そういった沢山の情報の中から、関係のあるものを見つけて更新しています。
医師も看護師も日常の業務が非常に忙しいですし、長時間のオペは、心身ともに消耗します。薬品や資材の最新情報まで目を配るのは難しいですものね。

大津)他の業務をしながらだと見落としてしまう可能性がある中で、じゃあ誰が責任をもってそれをしているのか?ということなんです。
正式にポジションを設けているのは、法律に準拠する環境や保健所が求める条件を満たしていこうという取り組みですね。手術の技術だけでなく、こういった安全への配慮やそのための準備についても意識を高くもって臨みたいと考えています。

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